【不動産クラウドファンディング】クリアル社のサービスとは?

不動産クラウドファンディング事業「creal」をはじめとして様々な不動産投資ソリューションを提供しているクリアル社。本記事では、2022年4月にグロース市場に上場した同社の概要や主要なサービスである「creal」「creal pro」「creal partners」についてお伝えしていきます。

会社概要

クリアル株式会社は2011年5月に創設された不動産運用プラットフォーム事業に取り組んでいる企業です。具体的に、そのサービス内容は不動産クラウドファンディングの「creal」、プロ向け不動産ファンド事業である「creal pro」、個人向け不動産投資運用サービスである「creal partners」の3つを運営しています。同社は2022年4月にはグロース市場への上場を果たし、不動産クラウドファンディング業界の中で最も注目されている企業の一つです。

サービス概要

一万円から始められる「creal」

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クリアル社の名を冠する不動産クラウドファンディング事業「creal」は、一口一万円から始めることができる、個人投資家や特に初めて不動産投資に関わる人をターゲットとしたサービスです。現物不動産投資とは異なり、一つないし複数の不動産に対して複数人で投資を行うため、低リスクで始められる点が魅力です。

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「creal」では投資から運用、売却までをネットで完結してくれるだけでなく、投資後の運用についてはクリアル社側が対応するので、投資者の負担が少ないことがその特徴です。さらに、同社では前不動産投資のうち34%はESG不動産であるなど、経済的リターンと社会的リターンの双方を目指しています。

プロ向け不動産ファンド「creal pro」

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超富裕層や機関投資家を対象とした不動産投資運用サービスである「creal pro」。レジデンスやホテルなどの中でも比較的大きな規模のファンドをクリアル社側で組成し、当該物件の運用管理を通じてその手数料をクリアル社がもらうというビジネスモデルです。

個人向け不動産投資運用サービス「creal partners」

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「creal partners」は先ほどの不動産クラウドファンディング事業とは異なり、個人個人向け不動産投資運用サービスです。具体的に、同サービスでは顧客に対して物件をリコメンドし、その後の販売/顧客管理や賃貸管理までをサポートするというものです。全てをクリアル側に一任するクラウドファンディングとは、その責任と利回りにおいて異なるということです。

他のサービスと比較して、特徴的な点は「creal partners」はAIによる物件仕入れ・査定の確実化、自社開発SFA/CRMによるバックオフィス業務効率化、オンラインでの賃貸管理システムなど、DXに力を入れていることです。

近年の業績

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上の二つのグラフの通り、クリアルグループは近年目覚ましい成長を遂げています。2020年3月期には連結での売上が約38億円だったにも関わらず、2021年3月期にはその倍に近い71億円、そして2022年3月期には100億円の大台に乗っています。

特に不動産クラウドファンディング事業である「creal」が急速に事業拡大を果たしており、2022年3月期はその2年前の9倍近くの売り上げ規模となっています。連結総売り上げに関しても堅調な伸びを見せており、2020年3月期から2022年3月期にかけておよそ1.5倍に成長しています。

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上のグラフは一年以内に既にクリアルを通じて投資家を行った会員のリピート投資率を表していますが、2020年3Qをのぞいて、全ての期で70%を超えており、直近の値は90%に迫る勢いとなっています。こうした高い投資リピート率も同社の安定性を表す指標となっています。