【プロジェクト管理SaaS】Smartsheet社のサービスとは?

建設業界をはじめとして、広範な企業に対してプロジェクト管理やタスク管理のSaaSソリューションを提供しているSmartsheet(スマートシート)社。本記事では、「フォーチュン誌が選ぶ100社」のうち、9割の企業から利用されている同社のサービスについてお伝えしていきます。

会社概要

Smartsheet Inc.(スマートシート社)は2005年にMark MaderとBrent Freiの両氏によって米国ワシントン州に設立された不動産業界を含む様々な業界におけるプロジェクトマネジメントをサポートするSaaS企業です。同社は社名にもなっている「スマートシート」というソフトウェアを提供しており、その機能にはプロジェクトメンバーへのタスク割り当て、ワークフロー管理、タスク管理、各種のドキュメントの共有など非常に多岐に渡ります。
同社は。

ミッション

to empower anyone to drive meaningful change – for themselves, their businesses and even for the world.

Smartsheet社のミッションを意訳すると「顧客やそのビジネス、世界にとって意味のある変化を行なっていくことの後押しをする」こととなります。

サービス概要

情報入力・収集

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プロジェクト管理SaaSであるSmartsheetでは、管理する対象であるプロジェクトやそれぞれのタスクについて、「smart forms」というソフトを用いて、フォームで簡単に入力することができます。入力項目にはメンバーの情報や推定の期間、その他にもプロジェクトやタスクについての情報を追加することが可能です。

Smartsheet内の機能であるsmart formに加え、外部のソフトウェアとの連携を通じてプロジェクトやタスクの管理を行うことができます。GsuiteやSalesforce、SAPなど代表的なサービスに関して統合が可能ということもあり、Smartsheetは導入ハードルが低いという特徴が挙げられます。

プロジェクト管理

smartsheetに入力されたタスク情報は「smart grids」や「smart cards」を通じて、チームごとや建設プロジェクトメンバーごとに共有することができます。こうした情報は基本的には表形式、またはカード形式で表示されており、担当者は誰が今何をいつまでにやるのかを素早く確認することができます。

タスクの実行期限や各メンバーの稼働時間など、プロジェクトに関連した全ての情報を統合的に管理できる「smart projects」もsmartsheetのサービスには含まれています。こうした情報は「smart calenders」を通じてカレンダー形式で管理することができるため、従来のような共有が難しい紙媒体でのカレンダー記入が不必要になります。このカレンダーは権限が付与されている人員であれば誰でも確認できるため、スケジューリング上のミスを防止することができます。

自動化

「smart automations」を利用すれば、これまでは直接的に行われていたようなタスク期限についての確認や、進捗状況の定期的な報告、承認の要求などを自動化することができます。これにより、コミュニケーションコストを大幅に減少させることができるのです。

報告

「smart dashboards」を利用すれば、リアルタイムでタスクの進捗状況や売上、営業などの数的管理を行うことができます。これまではエクセルなどを利用して手動で行われていた集計や報告書作成が、このツールによって格段に早く実行できるようになるのです。また、「smart portals」によって、社内での会議資料やマニュアルなどの重要書類、あるいは社内のアナウンスなどを掲載できるランディングページを簡単に作成することができます。これにより、特定のページにたどり着くまでの煩雑な手順が短縮されます。

ここまでSmartsheet社のサービスについてお伝えしてきましたが、後編では同社の不動産業界における事例をご紹介します。是非ご覧ください。