【事例紹介】なぜSmartsheet社は不動産業界から選ばれるのか?

不動産業界をはじめとして、広範な企業に対してプロジェクト管理やタスク管理のSaaSソリューションを提供しているSmartsheet(スマートシート)社。本記事では、実際にSmartsheet社のサービスを利用している不動産管理会社を例にとってその魅力を探っていきます。

初めに

前編ではSmartsheet社のサービス内容についてをご紹介してきました。Smartsheet社特集の後編にあたる本記事では、同社を利用している北米の不動産投資会社を例にとって、Smartsheet社の魅力やその不動産業界における価値についてをお伝えしていきます。

画像:https://www.pacificwestland.com/

導入企業の概要

Pacific West Land社は全米で不動産の調査、分析、投資を行っているワシントン州の不動産投資会社であり、アパートなど住居用不動産からショッピングモールなど商業用不動産まで広く取り扱っています。同社は、35年以上にわたる知見を活かし、価値を最大化しながらリスクを管理するために、レバレッジの低いアプローチを採用することをその特徴としています。

導入以前の課題

Pacific West Land社がSmartsheetを導入する以前、同社のプロジェクトに関係するスプレッドシートやメールは個別で管理されており、整然としている訳ではありませんでした。全員が各種資料をすぐに確認できる状態ではなかったがため、どの不動産にメンテナンスのニーズがあるのか、現場レベルで問題が発生しているのかを共有しづらいという課題を抱えていました。

画像:https://www.smartsheet.com/

Smartsheet導入の成果

同社がSmartsheet社のサービスを導入した背景には大きく2つの理由がありました。

1点目はアクセスのしやすさです。
同社の管理チームとその不動産エージェントネットワークは全米に分散しているため、誰もが最新の情報にアクセスできることが重要でした。かつ施設に常駐している不動産エージェント、賃貸ディレクター、および不動産オーナーは、スマートフォンから直接同じ情報にアクセスする必要がありました。従来のようなスプレッドシートと同じ操作感のまま、これらの条件を満たしていた製品がSmartsheet社です。

2点目はその機能の幅広さです。
Pacific West Land社の管理チームは、不動産の管理に加えて、Smartsheetを使用して、新入社員のオンボーディングや従業員の退社チェックリスト、給与管理など、人事や労務に関わる業務を大幅に効率化させました。加えて新しい不動産投資に関するデューデリジェンス、契約、およびその他の関連文書の管理も統合させ、いつでもすぐに確認できるようになっています。単にデジタルストレージ機能としてだけでなくコーポレート分野においての魅力が導入要因でもありました。

画像:https://www.smartsheet.com/customers/pacific-west-land#numberOfResults=4

このサービス導入に対して、Pacific West Land社の社長であるMartin Stever氏によれば「すべての情報と関連したドキュメントをSmartsheetに保存しておくと、不動産開発に関連する全てのタスクを調整し、その項目や内容を素早く評価するのに役立ちます。」とSmartsheet社製品に対して非常にポジティブなコメントをしています。

本記事では不動産業界におけるSmartsheet社のサービス導入の事例をご紹介しましたが、特に不動産業界においては単に不動産プロジェクトの管理という機能にとどまらず、全社的な業務効率の向上に貢献している点で魅力的な製品であると言えるでしょう。

参考文献

Pacific West Land. Pacific West Land. https://www.pacificwestland.com/ (参照 2022-04-06).

smartsheet. “Pacific West Land Simplifies Property Management”. smartsheet. https://www.smartsheet.com/customers/pacific-west-land#numberOfResults=4, (参照 2022-04-06).